留学の種類
海外留学のハードルが非常に低くなっている現在では、様々な留学形態が選択肢としてあります。自分にあった留学方法を知るためにもまずは留学の種類をしっかり学んでみよう。
語学留学
語学留学とは?
語学留学とは、「語学力の向上」を主目的とした留学タイプのことを指します。世界中には、語学留学をするための“語学学校”と呼ばれる学校がたくさんあり、世界中から留学生達が集まり勉強しています。
語学留学では、その国の話されている言語を学ぶのが一般的で、英語を学びたい場合は、英語圏の国(アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなど)、フランス語を学びたい場合は、フランス語圏(フランスやカナダのケベック州など)、スペイン語を学びたい場合は、スペイン語圏(スペインや中南米など)に語学留学をするのが一般的です。
語学留学をする場合は、学校の受入年齢だけが問題となり、基本的に誰でも行うことができます。受入年齢は、低い学校で8歳程度、一般的には16歳以上となっており、上限は特に設けられていません。やる気と予算さえあれば、どなたでも留学することが可能です。
語学留学の気になるポイント
学校形態 | 私立学校、大学付属学校 |
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コース | 一般コース、試験対策コース、ビジネスコースなど各種有り |
滞在形態 | ホームステイや学生寮が一般的。長期留学の場合はアパート滞在も可。 |
期間 | 最短1週間から語学留学は可能。語学力が身につくまで何ヶ月でも留学が可能。 |
予算 | 予算は学校により異なりますが、一般的に1ヶ月5~12万円程度の授業料。 |
参加資格 | 特になし。(年齢制限のみ) |
ビザ | 基本的には学生ビザ。期間により観光ビザでの語学留学も可能。 |
語学プラスα留学
語学プラスα留学とは?
語学プラスα留学とは、基本的に語学留学と同じ形態ですが、単に語学を学習するだけでなく、プラスアルファでスポーツやお稽古などを体験する留学プログラムです。例えば午前中に語学学校に通学し、午後からサーフィンレッスンを受ける・・などが留学コースの内容となっており、プラスアルファの部分の選択肢は多種多様です。
語学プラスα留学では、プラスアルファの内容によって留学先を決めるのが一般的で、留学先の特徴を生かしたプラスアルファが開講されています。
語学プラスα留学は、語学留学同様、受入年齢だけが問題となり、基本的に誰でも行うことができます。期間は、1~8週間程度の短期留学が一般的で、長期留学の場合、プラスアルファは、全期間受講せずに、一部だけ受講する場合が多いです。
語学プラスα留学の種類
スポーツ系 | ダンス、サーフィン、ダイビング、スキー・スノーボード、アウトドアアクティビティ、ゴルフ、バスケットボール、テニス、乗馬、サッカーなど |
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お稽古系 | 映画、演劇、料理、ワイン、絵画、靴・鞄製作、オペラ、音楽、ボイストレーニング、フラワーアレンジメント、アロマテラピー、紅茶など |
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは?
ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、ワーキングホリデービザと呼ばれる特別な渡航許可書を取得して海外へ渡航することで、海外でいくつかのルールを守っていれば、特に何をしなければならないという制限なく、一般的に最長1年間(国により最長2年間)の海外生活を送ることができます。
ワーキングホリデー期間中は、「フルタイム」で就労できるのも特徴で、働くことで生活費を補いながら海外生活ができるので、少ない予算で海外長期滞在が可能となります。勉強、仕事、観光、娯楽など全ての希望を満たすことができるのがワーキングホリデーのメリットです。
但し、ワーキングホリデー制度はどの国にもあるわけではなく、それぞれの国で年齢制限や参加基準が設けられているので、まずはどの国のワーキングホリデーが希望に適しているかしっかり検討しよう。
ワーキングホリデー制度のある国
カナダ
1年間
18歳~30歳
6ヶ月以内
制限なし
オーストラリア
最長2年間
18歳~30歳
4ヶ月以内
同一雇用主で6ヶ月まで
ニュージーランド
1年間
18歳~30歳
3ヶ月以内
同一雇用主で3ヶ月まで
イギリス
2年間
18歳~30歳
制限なし
制限なし
アイルランド
1年間
18歳~25歳
制限なし
制限なし(週39時間まで)
フランス
1年間
18歳~30歳
制限なし
制限なし
ドイツ
1年間
18歳~30歳
制限なし
合計90日まで
デンマーク
1年間
18歳~30歳
6ヶ月まで(同一校最長3ヶ月まで)
6ヶ月まで(同一雇用主で最長3ヶ月まで)
シンガポール
6ヶ月
17歳~30歳(指定大学に在学、または卒業)
制限なし
制限なし
台湾
1年間
18歳~30歳
3ヶ月まで
同一雇用主3ヶ月まで
韓国
1年間
18歳~30歳
制限なし
制限なし
※各国の制度は2010年5月現在の情報です。情報は変更される場合がありますので必ず各国大使館にて最新情報をご確認下さい。