英語の必要性が高まる今、海外で勉強したい、語学留学したいと考える方も増えていますが、まず語学留学の場合に気になるお金や費用。短期2週間から1ヶ月など、学校の夏休みや社会人も有給を利用して行ける短期留学から、半年や1年、海外の大学進学やキャリアアップのための長期留学など費用はどのくらいかかるでしょうか。
このページでは留学期間別に、また世界各国・各都市別に語学留学費用はいくら必要か、元留学エージェントの私が国別・期間別の留学費用の比較表を使って徹底解説します。
例えば費用が安いと言われるフィリピンでの2週間、または1ヶ月の留学には実際どのくらい必要か。半年、1年以上の長期の場合で比較したら、アメリカやカナダ、その他の英語圏の国とを比較してどの程度の金額差になるのか、分かりやすい比較表で紹介します。
語学留学の最初の準備として、いくらお金がかかるのか、目安となる平均的な費用を確認しましょう。
語学留学費用は短期2週間~1ヶ月、半年・1年間でいくら必要?
突然ですが、あなたはなぜ語学留学に興味を持ちましたか?
- 自分の学校に交換留学生が来たが、英語で話せなかった…。
- 街で会った外国人から、英語で話しかけられたけど答えられなかった…。
- 海外の会社に緊急の電話をしたかったのに、英語ができなかった…。
など、語学留学をしようと思うキッカケや留学目的は人それぞれ。安い留学費用も大切ですが、いくら安くても目的が達成できなければ意味がありません。とは言え、語学留学の検討にあたり目安となる費用は知っておきたいもの。海外語学留学にはどのくらいのお金、費用の準備が必要でしょうか。
語学留学では語学学校での英語レッスン費用のほか、ホームステイや学生寮(レジデンス)の滞在費用、現地滞在中の生活費用が必要ですが、これらは留学期間が2週間や1ヶ月の短期なのか、半年や1年の長期なのかでも大きく違います。
また、どの国で語学を学べば留学費用が安いのか、英語を学ぶのにおすすめの国はどこでしょうか。
お任せください!留学エージェント歴10年以上の私が、海外で英語を学ぶのにかかる費用を徹底調査、人気の8つの国・都市別にそれぞれの語学学校費用をまとめて比較します。
語学留学費用の比較対象~人気の英語圏8ヶ国で安いのはどこ?
英語の語学留学で人気の国・都市と言えば下記の8つ。このページではこれらの国・都市での留学費用を、短期2週間や夏休み・春休み留学に多い1ヶ月、多くの国で学生ビザ申請なしで語学留学ができる3ヶ月(12週間)、また長期の半年(24週間)・1年(48週間)などの期間別に比較、費用が安い国はどこかを紹介します。
語学留学で人気の国 | 費用比較の対象都市 |
---|---|
アメリカ | 日本から近いアメリカ西海岸、短期留学でも人気のカリフォルニア州ロサンゼルス |
イギリス | イギリスの首都であり世界経済の中心、ロンドン |
カナダ | 日本から近いカナダ西海岸、世界暮らしやすい街ランキング上位のバンクーバー |
オーストラリア | 都市、自然、ビーチが揃うシドニー |
ニュージーランド | 大自然がすぐそばのオークランド |
マルタ共和国 | ヨーロッパ、地中海に浮かぶリゾート地 |
アイルランド | 語学だけでなく音楽や文化も魅力的なダブリン |
フィリピン | マンツーマンの英語レッスンが格安、リゾートでもあるセブ島 |
もちろん留学ランドでは上記以外の国や都市、期間での語学留学プランもご案内可能です。費用が気になる方は、お気軽に留学ランドへお問い合わせください。経験豊富な留学カウンセラーがあなたの希望に沿った留学をご提案、費用の見積もりも無料です!
「この国、短期留学だとこれくらいの費用で行けるの!?」、「長期留学でも、この国ならこんなに安いんだ」など、発見がきっとありますよ。
2週間の短期留学費用、おすすめのフィリピン・セブ島は本当に安い?
最初に2週間の短期留学ではどの程度の費用が必要か、国別に比較します。2週間であれば、中学生や高校生、大学生の春休みや夏休み、社会人の場合は休日・有給を組み合わせて参加可能な期間。語学学校によっては最短1週間での参加も可能です。
ただし、語学学校のコース開始日が基本的に月曜日で、到着初日は語学力チェックのためのテスト、学校施設や周辺案内を含むオリエンテーションが行われるため、1週間の短期語学留学の場合、レッスンは翌日火曜日から金曜日まで、実質英語レッスンが受けられるのは4日間のみの点に注意が必要。
それでは2週間の短期留学で実際に必要な学校費用はどの程度か、マンツーマンレッスンで格安・おすすめのフィリピン・セブ島留学は他の国と比較してどれだけの安い費用かに注目です。
短期2週間の語学留学費用~人気の8つの国・都市別の比較
国・都市 学校名 | 留学費用(現地通貨) | 留学費用(日本円) |
---|---|---|
アメリカ・ロサンゼルス KAPLAN International(ウエストウッド) | US$1,915 | 約29万円 |
イギリス・ロンドン LSI(ロンドンセントラル) | GBP1,260 | 約25万円 |
カナダ・バンクーバー LSI(バンクーバー) | CA$1,735 | 約20万円 |
オーストラリア・シドニー KAPLAN Internatioanl(シドニー) | AU$2,300 | 約23万円 |
ニュージーランド・オークランド LSI(オークランド) | NZ$2,166 | 約20万円 |
マルタ共和国 EC(マルタ) | EUR1,250 | 約21万円 |
アイルランド・ダブリン KAPLAN International(ダブリン) | EUR1,420 | 約24万円 |
フィリピン・セブ島 CPILS | US$1,010 | 約16万円 |
2週間の短期語学留学の費用を人気の8ヶ国で比較すると、最も安いフィリピン・セブ島は学費、現地滞在費用も含めて約16万円。次いで安いのがマルタ共和国やカナダ・バンクーバーで費用は20万円前後。また他の国でも30万円以内の費用で短期留学が可能です。
ちなみに、上記比較表の留学費用には以下が含まれます。
- 英語レッスン費用:午前・午後とも英語レッスン、フルタイムコース(ただしアメリカのみ午前または午後のみ半日のパートタイムコース)
- 滞在費用:ホームステイ個室、朝・夕食付き(フィリピンのみ学生寮4人部屋)
- 往路到着空港出迎:各学校指定の国際空港
費用比較表にある語学学校は、このページの後半で詳しく紹介しますが、やはりフィリピン・セブ島の語学学校CPILSは費用が安いことが分かります。さらに各国の語学学校費用は午前、午後ともに英語レッスンに参加するフルタイムコースで計算していますが、フィリピンのCPILSの場合、半日の少人数制グループレッスンに加えて、半日のマンツーマン英語レッスンがあるのも特徴。
フィリピン・セブ島はマンツーマン英語レッスン付きで費用が安い
フィリピン以外の国でマンツーマン英語レッスンを選択すると英語コース費用は何倍にもなります。留学生1人に英語講師が1人、つきっきりで英語を教えるので当然ですが、フィリピンは英語講師の人件費が安いため、学費を安く抑えることができるのです。
このように書くとフィリピン講師の質は大丈夫?と思われるかもしれませんが、講師は英語を教える資格を持っているか、または各学校の厳しい研修を終えているのでご安心ください。
またフィリピン・セブ島の語学学校CPILSは午前、午後の授業に加え、夕食後の自習やワークショップもあり、平日は英語漬けの毎日で集中して語学学習が可能。費用だけでなく、内容もおすすめの短期語学留学先です。
中学生、高校生は語学学校の一般英語コースに参加できない
こ中学生や高校生の短期留学での注意点が、このページで紹介する語学学校の一般英語コースには年齢制限のため中学生、高校生は参加できない点(多くの語学学校で参加対象年齢が16歳または18歳以上)。
一般英語コースは大学生や社会人などの大人が参加対象で、じゃあ中学生や高校生はどうしたらいい?という話ですが、中高生向けには世界各国の語学学校がジュニアプログラムという留学コースを用意しています。夏休みや春休みの期間限定で、平日半日の少人数英語グループレッスン、もう半日はアクティビティ、週末は終日で各都市観光や近隣施設を巡ります。
世界中から集まる留学生と英語を学びながらコミュニケーションを取り、楽しいアクティビティに参加、プログラム終了時には様々な国の友達ができて帰国したくないと泣き出す子も。留学ランドでも中学生や高校生のための夏休み短期留学を紹介しているので是非ご覧ください。
さて、続いては4週間、約1ヶ月の場合にどれくらいの語学留学費用が必要か、見てみましょう。
1ヶ月(4週間)の場合、カナダやニュージーランド留学もおすすめ
大学生の夏休みや春休み、社会人の方でも長期休暇で参加される方の多い留学期間がこの4週間(約1ヶ月)。費用を比較すると、やはりフィリピン・セブ島が格安ですが、カナダやニュージーランドも安い費用で語学留学が可能と分かります。
約1ヶ月(4週間)の英語留学費用~人気の8つの国・都市別の比較
国・都市 学校名 | 留学費用(現地通貨) | 留学費用(日本円) |
---|---|---|
アメリカ・ロサンゼルス KAPLAN International(ウエストウッド) | US$3,445 | 約52万円 |
イギリス・ロンドン LSI(ロンドンセントラル) | GBP2,250 | 約44万円 |
カナダ・バンクーバー LSI(バンクーバー) | CA$2,985 | 約34万円 |
オーストラリア・シドニー KAPLAN Internatioanl(シドニー) | AU$3,900 | 約39万円 |
ニュージーランド・オークランド LSI(オークランド) | NZ$3,642 | 約34万円 |
マルタ共和国 EC(マルタ) | EUR2,380 | 約39万円 |
アイルランド・ダブリン KAPLAN International(ダブリン) | EUR2,540 | 約42万円 |
フィリピン・セブ島 CPILS | US$1,609 | 約25万円 |
1ヶ月(4週間)の語学留学費用を国別に比較すると、フィリピン・セブ島は格安で25万円前後が目安。日本からの距離も近く「安い英語短期留学と言えばフィリピン」です。ただし、次いで安いカナダとニュージーランドも1ヶ月の留学費用が34万円台と比較的安い金額で留学可能な国。
フィリピンは英語留学でおすすめの国ですが、街で話されているのは母国語であるタガログ語などフィリピン独自の言葉。語学学校の中だけでなく、街中のレストラン、スーパーマーケット、ホームステイでホストファミリーが英語を話す国なら費用の安いカナダ、ニュージーランドがおすすめ。
特に動物や自然、アウトドア好きな方にはニュージーランドがおすすめ。時差もなく、キウィと呼ばれるニュージーランド人も朗らかで親切です。
アメリカ短期留学では安い費用でビザ申請も不要なパートタイムコースがおすすめ
上記の留学費用には、ホームステイでの現地滞在費用のほか、語学学校の学費が含まれますが、アメリカ以外の国は午前・午後とも英語レッスンのフルタイムコース、アメリカの場合のみ、午前または午後のみ半日英語レッスンのパートタイムコースで費用を見積もりしています。
なぜアメリカだけフルタイムではなくパートタイムとしているか、その理由がアメリカの学生ビザ。アメリカ留学の場合、以下の2つのいずれかに当てはまると学生ビザの取得が必要です。
- 90日間以上、アメリカに滞在する
- 1週間あたり18時間以上の英語レッスンを含む勉強をする
2番めの週18時間以上の英語レッスン、というのはフルタイムコースのこと。逆にパートタイム、週18時間未満であれば事前の学生ビザ申請が不要なため、費用比較表のうちアメリカのみ、12週間(約3ヶ月)まではパートタイム英語レッスンで見積り費用を作成しています。
1ヶ月程度の期間の短期留学で学生ビザ申請の手間や費用はもったいないもの。もちろん、短期アメリカ留学でもフルタイムで勉強したいという熱意ある方は、学生ビザを申請しての留学も可能です。ただしその場合、留学の申し込み・手続きを早めに済ませ、学生ビザ申請・アメリカ大使館や各領事館での面接が必要な点にご注意を。
学費だけでなく学生ビザも注意が必要な期間、12週間・約3ヶ月
次は12週間・約3ヶ月、多くの国でギリギリ学生ビザを申請せずに留学できる期間の費用を確認します。約3ヶ月にもなると短期留学ではなく中期間ですが、多くの国での英語留学で学生ビザ申請無しで渡航できる期間です。12週間(約3ヶ月)の語学学校費用を各国、各都市別に見ていきましょう。
約3ヶ月(12週間)の英語留学費用~人気の8つの国・都市別の比較
国・都市 学校名 | 留学費用(現地通貨) | 留学費用(日本円) |
---|---|---|
アメリカ・ロサンゼルス KAPLAN International(ウエストウッド) | US$9,385 | 約141万円 |
イギリス・ロンドン LSI(ロンドンセントラル) | GBP6,210 | 約120万円 |
カナダ・バンクーバー LSI(バンクーバー) | CA$7,885 | 約89万円 |
オーストラリア・シドニー KAPLAN Internatioanl(シドニー) | AU$10,300 | 約102万円 |
ニュージーランド・オークランド LSI(オークランド) | NZ$9,526 | 約88万円 |
マルタ共和国 EC(マルタ) | EUR5,880 | 約97万円 |
アイルランド・ダブリン KAPLAN International(ダブリン) | EUR6,980 | 約115万円 |
フィリピン・セブ島 CPILS | US$4,678 | 約70万円 |
3ヶ月(12週間)の語学留学費用を国別に比較すると、安いのはフィリピン・セブ島で学費・現地滞在費用を含め70万円台。ほか、カナダ・ニュージーランド・マルタ共和国が90万円前後の比較的安い費用で語学留学が可能な国。なお12週間以内の場合、これらの国で学生ビザ申請・費用は不要です。
ここで注目がマルタ共和国とアイルランド。それぞれ比較的安い費用で留学ができる人気の国です。地中海の小さな島国で英語が公用語のマルタ共和国は安い費用に加え、ヨーロッパからの留学生が圧倒的に多く日本人留学生が少ないこと、さらに週末を利用してヨーロッパ各都市へ格安で観光旅行を楽しめる点が留学のおすすめ理由。
またアイルランドも同じく、費用が安い、日本人留学生が少ない、欧州各国・各都市に格安旅行ができるメリットがあります。さらにアイルランドは半年や1年の長期留学で学生ビザを取得した場合、アルバイトもできるのでおすすめです。
マルタ語学留学費用の補足情報~通常期と留学生が多い繁忙期
マルタ留学のメリットを紹介したところで、比較表の費用について補足すべき情報があります。それは比較表の費用はすべて、各語学学校の「通常期」の費用で算出している点。
海外へ語学留学する場合、夏休みや春休みなど留学生が多い「繁忙期」とそれ以外の「通常期」に分けられますが、特にマルタ留学の場合にはこの繁忙期と通常期の留学費用の差が大きい点に注意が必要です。
ヨーロッパのベストシーズン、6月~9月の間、マルタにある多くの語学学校は授業料と滞在費用が大幅に上がります。もしこの時期にマルタ留学を検討中の場合、費用比較表の金額は該当しません。
紹介した語学学校ECマルタ校の場合、繁忙期の12週間(約3ヶ月)の留学料金はEUR7,560(約96万円)に跳ね上がります。マルタ語学留学の費用が安いかは時期次第の点に注意ください。(他の国・都市を選ぶ場合も夏休み期間やクリスマス期間、特に滞在費用で追加費用があります。)
半年(24週間)の費用比較で分かった、おすすめのカナダ
続いて24週間(約半年)、海外で英語留学をするとどれくらいの費用が必要かを調べます。約半年(24週間)の長期留学になると必要な費用も大きくなるもの。また、カナダ、イギリスを除く他の国は学生ビザまたは滞在許可証申請が必要で、いずれも準備が必要な書類や大使館・領事館での手続きなど時間を要します。
学生ビザが必要な半年から1年間の長期留学をお考えの場合はできる限りお早めに留学ランドへお問い合わせを。出発の遅くとも3ヶ月前までに語学留学の申し込み手続きを済ませるのがおすすめです。
約半年(24週間)の英語留学費用~人気の8つの国・都市別の比較
国・都市 学校名 | 留学費用(現地通貨) | 留学費用(日本円) |
---|---|---|
アメリカ・ロサンゼルス KAPLAN International(ウエストウッド) | US$19,540 | 約294万円 |
イギリス・ロンドン LSI(ロンドンセントラル) | GBP11,070 | 約214万円 |
カナダ・バンクーバー LSI(バンクーバー) | CA$13,765 | 約155万円 |
オーストラリア・シドニー KAPLAN Internatioanl(シドニー) | AU$19,966 | 約198万円 |
ニュージーランド・オークランド LSI(オークランド) | NZ$17,330 | 約160万円 |
マルタ共和国 EC(マルタ) | EUR11,160 | 約183万円 |
アイルランド・ダブリン KAPLAN International(ダブリン) | EUR13,460 | 約221万円 |
フィリピン・セブ島 CPILS | US$9,056 | 約136万円 |
半年間(24週間)の語学留学費用は概ねホームステイ滞在費用も含めて136万円~300万円で、留学先の国により大きく変動します。留学費用が安いのはフィリピン・セブ島で半年間の費用の目安が約136万円。次いでカナダも155万円前後の費用で半年の留学が可能です。
カナダ・バンクーバーとフィリピン・セブ島、この2つの留学費用の差ですが僅か10万円。安いのは確かにフィリピンですが、半年もの長期間留学で約20万円を追加するだけでカナダ留学も選べるとも言えます。
フィリピン・セブ島留学はフルタイムで英語漬け、しかも英語レッスンはマンツーマンで人気の学生寮に滞在できるメリットがありますが、語学学校外の生活はお店やレストランの簡単な英会話を除くと、基本的には現地語。
さらに、フィリピン留学は日本人や韓国人留学生が多い点も特徴。英語が本当に初心者で、外国人と話すことが苦手であればフィリピン留学はおすすめですが、もし英検2級程度の語学力がある場合、私は元留学エージェントとして強くカナダ留学をおすすめします。
カナダでは語学学校だけでなく、ランチを食べるレストラン、放課後に立ち寄るカフェやスーパーマーケットもすべてネイティブの英語。そのスピードや語学のリズムを、カナダ留学生活中に実践的に学ぶことができます。
比較表では24週間、半年間すべてホームステイ前提で費用計算していますが、最初の1ヶ月~2ヶ月だけホームステイ、後でシェアアパートへ引っ越しすれば滞在費用の節約も可能です。
1年(48週間)の長期語学留学で知っておくべき費用のこと
費用比較の最後、48週間(約1年間)、海外で英語を学ぶのに必要な語学留学費用をご案内します。1年間、海外で英語を身につけるための語学留学なら、語学力だけでなく、留学中に英語で学びたい何かを考えておくべきです。
まずは48週間、約1年の語学留学をする場合に準備すべき費用を一覧表で見てみましょう。
約1年(48週間)の英語留学費用~人気の8つの国・都市別の比較
国・都市 学校名 | 留学費用(現地通貨) | 留学費用(日本円) |
---|---|---|
アメリカ・ロサンゼルス KAPLAN International(ウエストウッド) | US$38,620 | 約580万円 |
イギリス・ロンドン LSI(ロンドンセントラル) | GBP21,990 | 約425万円 |
カナダ・バンクーバー LSI(バンクーバー) | CA$27,085 | 約304万円 |
オーストラリア・シドニー KAPLAN Internatioanl(シドニー) | AU$38,734 | 約384万円 |
ニュージーランド・オークランド LSI(オークランド) | NZ$33,530 | 約309万円 |
マルタ共和国 EC(マルタ) | EUR22,200 | 約364万円 |
アイルランド・ダブリン KAPLAN International(ダブリン) | EUR26,600 | 約437万円 |
フィリピン・セブ島 CPILS | – | – |
1年間のフィリピン語学留学も可能ですがフィリピンの留学費用を記載していない理由は、多くは長くても半年、24週間までだから。マンツーマンレッスンで英語のコミュニケーション力を身につけ他の国でワーキングホリデーをする、またはTOEFLやIELTSなどの英語試験対策コースでスコアアップ後に希望する国へ進学する場合がほとんど。
他の国の1年間の語学留学費用を見てみると、カナダが安く、次いでニュージーランド。私が留学エージェントとして働いていた頃も、費用が安くおすすめのカナダやニュージーランドの長期語学留学をご案内していました。ただしその場合、語学学校への留学だけではなく、語学力を活かして何かを学べる留学もご紹介したものです。
ワーキングホリデー?大学進学?語学力アップ後の留学目的
1年間、語学学校でしっかり英語を学ぶことも1つの選択ですが、留学生によっては「英語は話せるようになったから、英語“で”何かを学んでみたい」と留学途中に感じることも。長期留学で語学力がある程度高まることは高い費用を支払う以上は当たり前、重要なのは語学力アップ後の留学目的です。
留学中に規定以上の語学力が身につけば、語学学校の中でもビジネス英語コースに参加できたり、海外進学準備に必要なTOEFL、IELTSなどの英語試験対策コースに参加できます。それ以外にもアメリカやカナダなら、語学学校の規定レベルを修了すればコミュニティカレッジ(アメリカの2年制大学、日本で言う短期大学)に入学可能。
同じようにイギリスなら公立カレッジ、オーストラリアにはTAFE、ニュージーランドにはポリテクニックと呼ばれる学校があります。これらの学校に進学すれば、ビジネスや旅行業、ファッションなど、英語“で”様々な勉強ができます。
またあなたが海外の大学進学を目指すなら、そのために必要な単位や準備コースにも参加できます。また国によってはワーキングホリデーへの参加や、有給インターンシップも可能。
半年、1年などの長期留学を検討中の場合、まずは留学ランドにご相談を。プロの留学カウンセラーがあなたにおすすめの留学を提案します。留学ランドなら語学留学の相談、資料請求は無料なので、お気軽にあなたの語学留学に対するご希望、ご質問をお問い合わせください!
比較表で紹介したおすすめ語学学校の紹介
ここまで語学留学で必要な、語学学校の学費や滞在費用を紹介しました。以下、費用比較の対象にした語学学校について、詳しくご紹介します。
留学費用比較表で紹介したのは、世界各都市に校舎を構え、各国の語学学校審査機関の厳しい審査をクリア、これまでに世界中から多くの留学生を受け入れた実績のある語学学校です。
実績・経験により作られたKメソッド、KAPLAN International
語学学校KAPLAN Internationalでは、世界各都市に校舎を持ち、80年以上続く実績をもとに独自の英語学習法、「Kメソッド」を開発。英語を学ぶ留学生が効率よく英語の読み書き、聞き話す力を身につけられるKAPLAN独自の学習方法。
各国の高等教育機関とも提携しており、KAPLANの規定レベルをクリアすることで、それぞれの国・都市にあるカレッジや大学への語学力要件を免除することも可能。
英語の勉強を始めたものの、何から手をつけたら良いか分からない、そんなあなたにKメソッドはぴったり。最初の語学力テストで自分の英語力にあったクラスを受講、留学中に何をどこまで学んだかも確認できます。一般英語はもちろん、ビジネスコースや試験対策コースも提供している語学学校です。
アットホームな雰囲気で安心!スタッフのサポートも丁寧なLSI
語学学校LSI(Language Studies International)は世界中の都市に校舎を構えつつ、そのどれもが小規模。理由はLSIの運営のモットーで、留学に参加する学生同士、また留学生と学校の英語講師、運営スタッフとの距離感を縮め、アットホームな雰囲気でいつでも気軽に話せるように、というもの。
初めての海外、初めての語学留学でも学校スタッフが丁寧にサポート、安心して英語の勉強に集中できます。また各校舎ごとに一般英語に加え、各種英語試験対策やビジネス英語、その他アクティビティと組み合わせたコースなどを提供。元留学エージェントの私も、英語に自信がない、初めての海外で不安が大きいあなたに是非、おすすめしたい語学学校です。
アメリカやイギリス、英語圏で絶好の場所に校舎をもつEC
ヨーロッパ、地中海に浮かぶリゾートでもあるマルタ島に本部を置く語学学校EC(English Languace Centers)は世界各都市の非常にロケーションの良い場所に校舎を構えているのが1つの特徴。英語レッスンは30年以上の実績、経験を活かし考案されたもので、英語でのコミュニケーション力向上に注力した内容。
オンラインツールを併用した最新の英語教授法で、参加学生が楽しく英語を学べるよう考えられています。ECは校舎を各都市で非常に便利な場所に設置しており、たとえ短期留学中でも、英語レッスンが終わって校舎を飛び出せば、その街の魅力を存分に味わうことができます。一般英語だけでなく、各種英語試験対策、ビジネスコースも提供しています。
フィリピン政府推奨、セブ島でも実績・歴史のあるCPILS
フィリピン・セブ島の語学学校CPILSは世界展開する学校ではありませんが、フィリピン政府が推奨する英語を学ぶための語学学校。フィリピン・セブ島で最初の英語教育機関として2001年にスタートした実績のある語学学校でもあります。マンツーマン英語レッスン・学内学生寮はもちろん、セブ島最大のスポーツジムまで備え、学校施設も充実。
平日は朝から夜までマンツーマン英語、少人数英語レッスン、そして翌日のための予習復習と、ひたすらに英語漬け。フィリピン・セブ留学だと多くの学校が日本人か韓国人ばかりのところ、CPILSは留学生の国際色も豊か。また、英語のネイティブ講師の数がフィリピン・セブ島で最も多い語学学校でもあります。
世界各国には、まだまだたくさんのおすすめ語学学校があります。どんな留学スタイルや期間、費用を希望されるか、少しだけ留学ランドへのお問い合わせでヒントをいただければ、経験ある留学カウンセラーがおすすめの学校をご案内いたします。是非、お問い合わせください!
その他の留学準備に必要な費用を安くする方法
ここまで語学学校とその費用を紹介しましたが、海外留学ではその他にも準備が必要なものがあります。
以下、語学学校の学費以外に、語学留学で必要なものとその費用、安く節約する方法などを紹介します。
日本からの渡航費用がおトクな国際航空券を上手に探す方法
国際航空券費用、日本から留学先現地へ行くための渡航費用ですが、これはフィリピンのような日本から近い国から、イギリスなどの遠い国まであり、また留学期間により費用は様々。でも実は私、旅行業界の経験もあり…安い国際航空券を探すためのコツ・方法があるんです。
まずは旅行代理店に問い合わせてみましょう。え?旅行代理店って費用が割高なのでは…というあなたは海外旅行に慣れた方ですね。確かに、そのまま旅行代理店で購入すると、ちょっと割高なことが多いのは事実。
ただ、提案された飛行機のフライト情報などを、格安航空券販売サイトなどで検索するのがおすすめです。格安航空券サイトは、とにかく安いチケットを表示しますが、乗り継ぎ時間などがめちゃくちゃなこともあります。
その点、旅行会社の見積もりにあるフライト情報は、直行便で便利なチケットから乗り継ぎ便でも空港が広すぎない都市での乗り継ぎなどを探してくれます。そうした利用者(=あなた)の利便性の高いフライト情報から格安航空券を探せば、より安い費用でオトクに航空券を購入できる可能性が高まります。
現地滞在中も安心の海外旅行(留学)傷害保険
海外旅行(留学)傷害保険について「クレジットカード付帯の海外旅行保険なら無料、費用がかからなくていいよ」とお考えの方に注意点。どこまでカバーできる保険か、また保険適用の条件にも注意が必要です。航空券をそのカードで購入しなければ適用されないなどもあります。
現地到着後に学校でも保険加入は可能ですが、もし万が一、滞在中の怪我や病気で病院に行くと、自分で治療費を全額負担することに。その後、英語で保険申請書を作成、後から返金されますが非常に面倒です。
日本で入る海外旅行(留学)傷害保険の場合、指定病院では治療費用の支払いが一切不要、また24時間、日本語で相談できる点もメリットです。内容によってはオプション費用がかかりますが、航空機の遅延や荷物盗難、さらに滞在先(ホームステイやレジデンス)で家具・家電を壊した場合にカバーしてくれる保険もあります。
この海外旅行(留学)傷害保険(クレジットカード付帯は除きます!)は留学エージェントが勧めるものでなくても良いですが、語学学校参加には必須です。費用はかかるものの必ず加入して、英語の付保証明を学校に持っていきましょう。
※日本を出発する直前まで保険加入できますが、渡航後は加入不可。必ず事前の加入がおすすめです!
語学留学費用なら無料が当たり前?エージェントの手続き代行
留学エージェントの手配手数料ですが、ご安心ください。留学ランドへのお問い合わせやご相談、さらに語学学校へのお申込み手続きの手数料は一切、無料です。もちろん「手続き費用無料」とする留学エージェントは他にもありますが、必ず費用の見積もりをとり、日本円で最終的に留学費用がいくらか、確認しましょう。
手数料は無料でも為替レートを高めに設定、日本円での留学請求費用が高い場合に注意が必要です。
以上、語学留学にかかる費用について英語圏の人気8ヶ国を中心に、国別・期間別に比較、安く留学できる国や費用の目安を紹介しました。あなたの語学留学計画の役に立ちましたでしょうか?ご不明な点や最新の学校料金などについては、お気軽に留学ランドまでお問い合わせください!