カナダ留学の中でも、ビクトリアは日本人に大人気。
高校への進学でも、大学へ進む場合も、また英語を学ぶ語学留学の場としても好評です。
語学学校も多く、一般英語プログラムだけでなく、ビジネスコースや英語試験対策コースも充実していますが、このページではUvic(ユービック)の呼称で愛されるビクトリア大学の英語プログラムをご紹介。
夏休みや春休みといった短期のものから、進学を含めた長期のものまで、見逃せないプログラムばかりです。
ビクトリア大学への留学、その魅力を早速チェックしていきましょう!
ビクトリア大学へ留学して英語を学ぶ
ビクトリアへの留学を考えた場合、語学力アップ、または進学をお考えなら、インターネット検索を進めていく上でビクトリア大学での英語プログラムにぶつかることでしょう。
ビクトリア大学、通称UVICはカナダの雑誌、MacLean’sにてカナダにある中規模の大学として堂々2位に選ばれています(2018年)。バンクーバーと同じく、過ごしやすい気候に恵まれたビクトリアのダウンタウンからは約30分、緑あふれるまるで公園のような学校です。
ビクトリア大学の英語プログラムは、ELC(English Language Centre @ Uvic)の名称で、世界中からの英語を学びたい留学生やビクトリア大学に進学したい学生へ非常に質の高い英語プログラムを提供しています。
基本の英語プログラム
ビクトリア大学ELCの英語プログラムからまずご紹介させていただくのは、12週間プログラム、ELPIです。
12週間1セッション、1週間あたり合計30時間もの英語レッスンがあります。英語の基礎、読み書き、聞き話すためのコアクラスが週18時間、選択クラスが4時間、ELCラーニングセンターでの勉強が8時間と、Coffe Socialと呼ばれる時間、さらに無料の各種アクティビティが用意されており、留学生が厳しくも楽しく、英語を学べるプログラムとなっています。
ビクトリア大学ELCは、留学生でもぱっと分かる留学費用の一覧表を表示してくれています。ご覧になりたい場合、ELPIのプログラム費用(リンクします)をご参照いただければと思います。
※この留学費用には、12週間のビクトリア大学ELPI参加に必要な学校費用、それからおおよそかかるであろう生活費(学生寮(ドミトリ)滞在費・食費含む)が含まれています。
短期でも可能、1ヶ月プログラム
ELPIは約3ヶ月、12週間単位ですが、お休みがなかなか合わない、短期だけどビクトリア大学へ留学したいというあなた。ご安心を、1ヶ月、4週間の英語プログラムも用意されています。
5レベルに分けられた週20時間の英語レッスン、午後にはホスピタリティやカナダについての勉強、国際問題についての授業もあります。その他、CALL(Computer Assisted Language Laboratory)での自習をすることも可能。
ただし、4週間プログラムの場合には滞在がホームステイのみとなることを予めご承知いただければと思います。ほぼ毎月(曜日の関係で翌月繰越になることもあります)実施されていますので、夏休みや春休みの留学だけでなく、その他の月でもスケジュールをご確認いただき、是非、ご参加のご検討を。
ビクトリア大学4週間英語コースの概算費用、スケジュールはこちら(リンクします)でご確認いただくことが可能です。
進学の準備ができる、UAP
University Admission Preparation、大学進学準備プログラムでは週20時間のレッスンとなります。日本人があまり慣れていないカナダの大学の講義の自受け方や、アカデミックな英語を身につけられるこちらのプログラム、4週間のものと12週間のものがあります。
4週間の場合には、滞在先としてホームステイではなく、学内寮(ドミトリ)滞在も可能(ビクトリア大学の夏休みの間になります)です。ビクトリア大学への進学をお考えなら間違いなくこちらのプログラムがおすすめ。ただし、こちらのプログラムご参加には英語力が必要となります。
- TOEFL iBTでスコア79以上、全セクション17以上
- IELTSでスコア6.0以上、全セクション5.5以上
- ビクトリア大学ELSの英語プログラム、レベル570を成績80%以上で修了
いずれかにて語学力を証明することができれば、大学進学準備プログラムへの参加が可能となります。
学校料金概算費用はUAP紹介ページで確認できます。
進学1年目と同じ?UPP
ビクトリア大学のもう1つの大学進学に関するプログラムがUPP、University Pathway Programです。Canadian Career、またはScience and Engineeringのいずれかを希望する留学生にはまたとないチャンス。
12ヶ月のフルタイムプログラムとなっており、入学時期は秋学期または春学期のビクトリア大学と同じ入学タイミング、または夏期(4月、5月および7月)からのスタートも可能。
UPPは、英語プログラム(ELPIまたはUAP)と大学の科目、単位取得が組み合わされたプログラムなので、まずビクトリア大学の入学基準をクリアしていることが前提条件。日本の高校を卒業して、ビクトリア大学へ出願する場合には、高校での成績が全てB以上、7割以上であることが条件となっています。
その他に、以下の英語力が求められます。
- TOEFL iBTでスコア71以上、全セクション15以上
- IELTSでスコア5.5以上、全セクション5.0以上
- ビクトリア大学ELSの英語プログラム、レベル410成績80%以上で修了
UPPにご参加いただいた場合にかかる概算費用とその一覧はこちら(リンクします)からご覧いただけます。
出願時にお選びいただくCanadian Careerプログラムは主に社会科学を学び実践的な職業経験を積みたい学生向け、一方のScience and Engineeringでは理系専攻を目指して大学1年目の勉強をしっかりしておきたい学生向けとなっています。
夏休み特別プログラム
ビクトリア大学の夏休み留学は、4週間でも参加できる月間プログラムや4週間のみのUAPなどありますが、その他にも楽しく英語を勉強できるように考えられた特別プログラム、Summer Language and Cultureコースがあります。
週20時間の英語レッスンのほか、午後はアクティビティを楽しみ、さらに週末にはオプションで週末小旅行にもご参加いただくことができます。滞在方法もホームステイ、または空室があればUVICドミトリ(学内寮)へご滞在いただけるのことも大きな魅力ですね。
月曜から金曜の午前、しっかりと英語を学んだら、午後、夕方のアクティビティ(夕方のアクティビティは学内寮滞在のみ)で世界中から集まる友人と英語で楽しくお過ごしいただけます。週末のオプション小旅行には以下のようなものが挙げられています。
- ホエールウォッチング
- ブッチャートガーデン
- バンクーバーへの小旅行
- カヤッキング
- ハイキング
などなど、お楽しみが盛りだくさんです。
夏休み特別プログラムの概算費用、それからスケジュールはこちら(リンクします)でご確認いただくことができます。
ビクトリアのダウンタウンにも多くの語学学校があり、プログラムも本当にいろいろなものを用意しているのですが、大学オンキャンパスで学ぶことができる、という大きなメリットがあるのはこのビクトリア大学ELCへの留学だけ、ということになりますね。
逆に、ビクトリア留学中、とくに短期留学の場合には時間も限られるため、街のあれこれを観光して回りたい、という場合には語学学校をお選びいただくのも良いですね。
こちらのご案内が、あなたの目的に沿った、学校、プログラム選択の手がかりになればと思います。
ビクトリア留学だから気になる日本人
ビクトリアはその過ごしやすさや街の美しさ、さらには先に挙げた留学の選択肢の多さもあって日本人がカナダ留学をする場合に、非常に好まれる留学先です。留学エージェントをしていた私にとって、インターネットでたまに見かける、「ビクトリアは比較的日本人が少ない」というフレーズは驚きを覚えるほど。
海外留学をする場合、特に日本人は同じ日本人がいる地域や学校を嫌がる傾向があります。「日本人同士固まってしまって会話がずっと日本語になってしまう」、これが一番の大きな理由ではないでしょうか。実際、私は留学カウンセリングで何度も何度も耳にしたものです。
でも、その度に同じ説明をしていました。
日本人ができるだけ少ない場所、少ない学校を選んでも、特に人の多い夏休みや春休みなら必ず日本人はいます。仮に他の学校よりも日本人比率が少ない都市、学校でも、クラスメイトに日本人は必ずいるはずですよ、と。
なぜなら、語学留学でカナダに渡航する日本人の語学力はそんなに差がなく、多くの場合、入学時の会話力テストでIower Intermediate(初中級)あたりに振り分けられるのがほとんどだからです。
これはバンクーバーやビクトリアのように日本人が比較的多い都市に留学する場合に言えることですが、むしろ日本人がいることで安心できるのではないでしょうか。もちろん、四六時中一緒で日本語オンリーは問題ですが…
何か困ったことがあったときに、まだ自分が思うことを100%英語で表現できない場合。母国語である日本語で説明でき、かつ同じ日本語で助けてもらえる可能性がある、ということは心の支えになりますよ。
進学留学でも同じです
ビクトリアの場合、特に高校留学がそうですね。英語漬けになってどんどん英語を話せるようになりたい!という気持ちで、日本人が少ない教育委員会を選んでみたものの、英語ができないことで友達ができない。
そういうリスクを背負うよりも最初は授業の受け方とか、どの科目を選択したら良いとか、そういうアドバイスがもらえる、日本人の生徒がいる場所を選ぶのは賢い選択だと思います。
ビクトリア教育委員会なら、高校準備コース、ATP(Academic Transition Program)もあるので、日本の中学を卒業→すぐにカナダへ渡航、ATPで英語力だけでなく、語学力があれば科目単位も取得→秋、9月からの高校生活スタートが可能です。
高校留学のその先に、ビクトリア大学への進学をお考えになる生徒さんもいらっしゃるでしょう。UVICは、有給で働くことが単位となるCoopプログラムでも有名です。
高校留学、大学留学、大学在学中の就業経験を活かして、大学卒業後は就労許可(カナダは学位取得の留学をすると、就労許可がもらえる国です)を経て、現地で就職。そうすると、カナダの永住権はポイント制なのですが、永住権取得にかなり有利になりますよ。
海外で英語を活かして生活をすることが可能になる、ということです。
いかがでしたか?他の国や都市とビクトリア留学を比べて検討していらっしゃるあなたに、ビクトリア留学をおすすめする最後の一押し、になればと思います。
行き先だけじゃなくて、他にも留学の悩みがある!というあなた、是非留学ランドからカウンセリングをご予約いただければと思います。キャリアのある留学カウンセラーがお困りの点をお伺いし、ご希望に最も沿うプログラムをご提案いたします。