海外の住みやすい国ランキング上位!カナダの魅力
カナダは世界Best Countriesランキングで2年連続2位に選ばれる、海外の中でも住みやすい国。以下、日本人でもなじみやすい環境を持つカナダの魅力と移住のための具体的方法、おすすめ都市をご紹介します。
カナダの面積は、世界第2位で日本の30倍以上の広さを誇る一方、人口は3,500万人で日本の首都圏の人口と変わりません。多くの地域が北海道よりも北に位置するカナダは、首都オタワを始め冬は氷点下になる地域も。一方、夏は暑すぎず住みやすい気候で、秋には紅葉が見られる四季の移り変わりが美しい国です。
カナダが日本人にとって住みやすいと言われる理由
広大な自然のイメージが強いカナダですが、海外の中でも日本人に住みやすい環境である理由が数多くあります。カナダは、海外生活の経験がない人にもおすすめできる移住先で、ぜひ以下でその理由を確認してください!
世界各国から移住してきた移民が多く暮らし、日本人も住みやすい
移民の国といえばアメリカをイメージしますが、カナダも経済発展のため多くの移民を受け入れてきた歴史のある国。カナダ政府は、2019年以降も毎年30万人以上の移民の継続的な受け入れを決めています。
移民を受け入れることが根付き、今や国民の5人に1人が移民のカナダでは、国民が外国人に対して寛容で、移民にとって住みやすい社会のシステムが作られています。例えば、トロントで救急車を呼ぶときの応答言語は100通り!だそう。
移住者が多いため、英語を話せなくても耳を傾けてくれる環境で、英語が得意でない人にも住みやすい国です。
英語の勉強に最適!語学留学におすすめの学校が豊富なカナダ
移民が多く、海外留学生も多く受け入れているカナダには、外国人向けの語学学校が豊富。英語を学ぶには最適の環境であることも、カナダが住みやすいと言われる理由です。
例えば、日本から近いバンクーバーには50以上の語学学校があり、それぞれ特徴を持ったプログラムを提供、留学生各自の目標に合った英語学習が可能。また、海外から集まるクラスメートと友達になり、日常生活の中でスピーキングのスキル向上も目指せます。
またカナダ英語は発音が綺麗で聞き取りやすいと言われます。英語の発音は場所により異なり、日本から初めての海外移住でもカナダは英語圏の中で住みやすい環境で、おすすめです。
都市生活と世界有数の自然の両方を楽しめる環境
カナダといえば、自然の宝庫。気候の良いときには日本にはないダイナミックな自然を週末に楽しみ、平日の勉強や仕事生活からリフレッシュできるのも、カナダが住みやすいと言われる理由の1つでしょう。
世界三大瀑布の1つナイアガラの滝は、カナダの最大都市トロントの国際空港から、バスで1時間半程度。クルーズで滝壺の目の前まで行くことができ、アトラクション感も満載です。またカナダといえば、イエローナイフのオーロラも有名です。3晩いれば必ず1晩は見られると言われるほど、世界有数のオーロラ出現率を誇るイエローナイフ。冬は強烈な寒さですが、波のように揺れるオーロラは絶景です。
日本からカナダに移住する方法
ここまでカナダが住みやすい理由とカナダの魅力をお伝えしましたが、移住など長期的に暮らすにはどのような方法があるでしょうか。以下、3つの代表的な方法をご紹介します。
ワーホリでの滞在・仕事体験
もしあなたが30歳以下なら、カナダ滞在中に仕事をしたり(最長1年)、語学学校に通学もできる(最長半年)ワーキングホリデービザがおすすめ。
ワーキングホリデー制度とは、休暇目的の入国や滞在期間中の旅行・滞在資金を補うために就労を認める制度で、海外で働きながら観光したり学校に通える制度です。申請時点で18歳以上30歳までと年齢制限がありますが、若いうちに海外経験を積んで視野を広げたい方にぴったりです。
ある程度の資金があること(2019年度は2,500CADの資金証明が必要)など条件はありますが、学生ビザと異なり、自由に働くことができる点が人気の理由です。
国際結婚・永住
移民の多いカナダには、複数の永住権申請の種類がありますが、代表的なものとして、ファミリークラス永住権があります。これは、18歳以上のカナダ市民またはカナダ永住権保有者と国際結婚したときに利用する永住権の申請方法です。
結婚していなくても、1年以上の同棲など一定の条件を満たせば申請でき、申請要件として特定のスキルや英語能力の証明も不要です。審査期間も他の永住権申請方法よりも短いと言われ、多く利用されている申請方法です。
しかし、悪用されることが一番多いプログラムなので、審査は厳しく行われます。一緒に暮らしていることを証明するために、請求書はもちろん、LINE等の会話記録や海外旅行の写真などを提示することもあり、十分な申請準備が必要です。
大学進学・語学留学
カナダへの長期滞在の定番は学生ビザの取得。カナダの場合、半年までの留学は観光ビザを利用でき、渡航前のビザ申請は不要ですが、半年を超える留学の場合は学生ビザが必要です。
学生ビザは、大学・語学学校等での学習を目的としたビザで、必要な単位数を履修しなければならず、原則として就労もできません(ただし、例外的に週20時間までのアルバイトが可能な場合もあります)。
一方で、一定期間留学をすれば、最長3年間就労可能な「Post-Graduation Work Permit Program (PGWPP)」を申請することができます。さらには、このプログラムを終了すれば、永住権の申請にもスムーズに進めるので、カナダで長期的に住むことを検討する方にはおすすめです。
初めての海外生活にもおすすめのカナダの人気都市
カナダといっても広くてどこが住みやすいか分からない、という方向けに、日本人にも住みやすいカナダの2つの都市を紹介します。
アメリカも近く、カナダ最大で便利な都市:オンタリオ州トロント
カナダの首都はオタワですが、人口が最も多いのはオンタリオ州の州都トロントで、カナダ経済の中心街。トロント市民の約半分がカナダ国外生まれの多民族都市で、移民に優しい都市の点も特徴です。
カナダの東海岸で日本から距離はありますが、直行便も利用可能です。また、中国・韓国系のスーパーマーケットもあり、日本人にとって住みやすい環境が整っています。
トロントは観光にも最適な街で、近郊にはナイアガラの滝があるほか、ニューヨークも飛行機でわずか1時間半。カナダだけでなくアメリカも楽しみたい方におすすめの都市です。
日本人が住みやすい都市:ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
カナダ西海岸・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーはカナダ第3の都市で、毎年実施される世界の住みやすい都市ランキング上位の常連。世界的にも、海外の住みやすい都市として人気があります。
カナダの西の玄関口であり、日本からも多くの直行便がある点も便利。また、カナダの中では南に位置する大都市で、トロントやモントリオールと比較して年間を通して温暖な気候な点も住みやすい理由です。
ロッキー山脈やキャピラノ吊橋など、カナダの中でも人気の大自然からバンクーバーの街までも近く、大自然の四季を楽しみながら生活できることは、バンクーバーの大きな魅力です。