大人のカナダ留学

社会人のカナダ留学~目的別のおすすめは?

社会人のみなさんにも、カナダなど海外語学留学は少し勇気がいるもの。数週間の短期留学ならまだしも、3ヶ月以上の長期留学では現地生活や日本帰国後の仕事や生活への不安も多い様子。ただ、学生時代から海外留学が夢だったという社会人のみなさんが少しでも安心できるよう、このページで詳しくカナダ留学について紹介します。

カナダ留学は英語の語学力を高める目的のものから、一定の英語力を前提にキャリアアップを図るもの、さらに大学・カレッジや大学院で学位を取得、将来的にカナダの永住権を目指せるものまでさまざま。社会人のあなたの希望に沿うカナダ留学が見つかるよう、おすすめプランを解説します。

社会人のカナダ留学~あなたの目的は?

社会人のみなさんのカナダ留学。その目的は何でしょうか?

祝日と有給休暇を組み合わせ、観光旅行も兼ねてカナダの短期語学留学を検討中の社会人から、日本での仕事を休職・退職し、貯金を使ってカナダの長期留学を目指す社会人まで、目的はさまざま。特に安定した今の仕事を辞めて海外、カナダでの長期留学を目指す場合は決断に勇気がいるものです。

短期もそうですが、特に長期の社会人カナダ留学では、決断のためにも自分の留学目的を明確に決めることが重要です。語学を学ぶにしても、TOEFLやTOEICなどの英語試験の目標スコアを設定することもその1つ。逆に、明確な目的があれば決断できたり、カナダ留学中の勉強・生活がより充実します。

以下、社会人が日本からカナダに留学する場合に考えられるパターンや、一般的な留学スタイルを紹介します。まずは、自分の留学目的に合うスタイルを見つけてみましょう。

社会人にもおすすめ!カナダの語学学校で高い英語力を

英語力を身につける

日本で社会人になり、想像以上に進む国際化を実感する方も多い様子。海外から英語のメールが届く、自分の会社の扱う商品やサービスを英語で紹介する、海外出張の機会があるなど、社会人の方が英語の必要性を感じるキッカケや理由はさまざま。

ただ実際に会社の職場で「これほど英語が必要だと思わなかった」「将来に向けて高い英語力は身につけたい」など、自己投資としてカナダへの英語留学を検討する社会人は増加傾向。また企業によって昇進・昇格に高い英語力が必要な場合も増えているようです。

一方、日本の社会人のみなさんが本気で3ヶ月以上、1年などの長期の期間で留学する場合は会社の休職・退職も必要で、自分のライフプランを十分に考え、その上で留学カウンセラーにも要望を伝え、時間をかけて留学準備を進めるのがおすすめです。

ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザで海外で働く経験をしながら学ぶ

ワーホリも可能

カナダにはワーキングホリデー(ワーホリ)制度があり、18歳~30歳の場合は社会人でも利用可能です。ワーホリビザを取れば1年間、海外・カナダで働く経験ができ、また6ヶ月間は語学学校に通って英語を学ぶこともできます。ただし、社会人のワーホリでは注意も必要。以下、具体的に紹介します。

例えば20代後半で5年の社会人経験を積んだ方が、カナダ留学、特にワーホリを利用する場合、事前にどれだけ英語力を高められるかが重要。

5年間の仕事で貯金があり、海外で生活・働くことが夢だった方には、カナダでのワーホリは夢を現実化する比較的簡単な方法です。ただし、例えば英語力は高校時にとった英検準2級のみで、「語学なんて現地で暮せば自然と身につく」などと語学勉強が不十分なままカナダを訪れると後で後悔も。

英語を活かすつもりがカナダ現地でぶつかる仕事探しの壁

英語での面接

ワーホリでカナダに渡航すると、到着後にまずは語学力アップのために英語の語学学校に通いつつ、アルバイト・仕事探しを始めるのが一般的。そこでまず現地でぶつかる現実の壁が英語での面接

英語で履歴書を作成、採用面接で会社に向かったものの、ネイティブスピードで英語を話す面接官の質問に答えられず、そのまま面接が終了してしまうことも。当然採用してもらえず、なかなか仕事が見つからない場合も。

語学学校で英語の勉強を続けるもののワーホリ期間は1年半。結局、雇ってもらえたのは、日本食レストランでの皿洗いの仕事などという場合も。仕事で英語を使う機会がほとんど無かった、ということもあり得ます。

またワーホリ期間中に語学学校に通いながらカナダ滞在を満喫、日本帰国後にも仕事探しの壁があります。

カナダから日本帰国後の社会人生活で、カナダ滞在の経験を活かせる英語を使える仕事を探しても、カナダ滞在中に英語を使った実務経験がない場合、あなたの英語力が日本の会社に評価されない場合もあります。結果的に英語を使う仕事には就職できず、カナダ渡航前と同じような仕事に就かざるを得なかったという話も耳にします。

カナダ留学前の事前準備が非常に重要

少し暗い話でしたが、これはカナダ留学で特にワーホリを検討中の方に知っておいていただきたい体験談。事前に英語の準備ができず、限られたカナダ滞在期間の多くを日本食レストランや日本人観光客対象の土産物屋で働いてしまうと、仕事中の会話のほとんどが「日本語」で現地で英語力を高める機会が減ります

社会人経験のあるみなさんだからこそ、カナダ現地滞在中は少しでも英語に触れて英語力を高めることに時間を費やしたいものです。

これは私の留学エージェント時代からお伝えする内容ですが、カナダでのワーホリは英語が使えるようになった後の利用がおすすめ。現地に行けばなんとかなる面もありますが、その後英語で何かができるとは言えません。

カナダは半年間まで、学生ビザの申請無しで留学できる国。比較的費用が安いカルガリーやモントリオールでの語学留学で、英語力を高める事前準備がおすすめです。その後、一度日本に帰国してワーホリ取得、カナダへ渡航すれば、英語に関わる仕事が見つかりやすく、おすすめの方法です。

社会人経験を積んだ大人でも遅くない!カナダでの大学進学

もう1つ、社会人におすすめのカナダ留学の種類が進学。学生だけでなく社会人も、いえ、社会人経験を積んだ大人だからこそ、カナダの大学やカレッジへの進学留学は魅力的です。働いている期間が学校の単位になるCo-op(コープ)プログラムや、学位取得後のワークパーミット(就労許可)はカナダならでは、まさに英語で仕事をしてみたい社会人におすすめのもの。

しかしカナダの進学留学の場合、高い英語力が求められ、十分な事前準備が必要。どのくらいの英語力が必要か、おすすめの学校はどこかは、ぜひ留学ランドまでお問い合わせください!

次は期間別に短期、または長期でカナダでの社会人留学にはどんなメリットがあるのかを確認します。

社会人のカナダ短期語学留学は無駄?そんなことありません!

遅すぎることはありません

社会人が、退職や休職ではなく祝日、有給を利用してカナダへ短期語学留学をする場合。ともすると周りから「短期の海外語学留学なんて無駄、観光・旅行と同じだよ」と言われるかも知れませんが、元留学エージェントの私に言わせれば絶対におすすめ。何もせず日本にいるより100倍は有意義です。

短期のカナダ英語留学や現地生活で得られる体験・メリット

社会人が貴重な休みの時間を使ってのカナダ短期留学であれば、学生のように旅行気分という訳にはいきません。成果を残そうと積極的に英語レッスンに参加される方が大部分です。

確かに社会人が数週間や1ヶ月のカナダ英語留学で語学力を大きく伸ばすことは難しいでしょう。ただし授業で知り合った他国の留学生とSNSでつながる、カナダのホームステイ先のホストファミリーとの共同生活を体験して帰国後も英語でやりとりが続くなど、留学後も英語を使う機会が増えることはメリットです。

また実際に語学学校で英語を話す中で、間違い無く文法通りに英語を話すより、単語だけで良いから英語でまず意思表示することが大切といったことに気づくことも貴重な体験で、短期留学で得られるメリットです。

日本帰国後も英語を学ぶモチベーションが上がる

より相手を知るために

カナダ留学前は英語を勉強や義務と感じていた社会人の方でも、学校の友人や、親切なホストファミリーと会話するためのツールだと思えれば、自然とやる気やモチベーションが増すもの。

カナダ短期留学がきっかけで英語を学ぶ楽しさに気付き、日本帰国後も語学力も伸び、いつの間にか「カナダで暮らしたい!」という夢まで膨らむかもしれません。そんな夢が叶えられるのもカナダ留学のメリットです。

安いカナダの留学費用は社会人にも魅力

短期の語学留学先としてのカナダの魅力が、安い留学費用。社会人の方にとっても貴重な貯金で海外留学をする以上、費用はできるだけ節約しながら有意義な留学生活を送りたいもの。

1ヶ月以内のカナダ短期留学費用は以下の通りで、語学学校の学費・ホームステイ滞在費用も含め、1ヶ月以内なら20万円以内で留学可能な安さもカナダが留学先として人気の理由の1つです。

カナダ留学期間合計費用(カナダドル)合計費用(日本円)
1週間CA$973約8万円
2週間CA$1,493約13万円
3週間CA$2,090約18万円
4週間
約1ヶ月
CA$2,520約21万円

※カナダの語学留学費用の詳細は別ページ「カナダ留学費用~短期1ヶ月・長期半年以上の場合」もご覧ください。

社会人の今、大学・カレッジ進学で自分のキャリアを変える

働けるカナダ進学留学

最後に社会人のキャリアアップ、カナダの大学やカレッジへの進学留学について、カナダで暮らす方法とあわせ、紹介します。

今の仕事が自分の理想と違うと感じたり、他にやりたい仕事があったが仕方なく今の仕事をしているなどの悩みがある社会人も。そんな社会人の方におすすめがカナダの大学・カレッジへの進学。カナダのコミュニティカレッジ(コミカレ)や大学進学留学なら、海外で働ける可能性があり、キャリアを変えるきっかけにもなります。

カナダのコミュニティカレッジは日本の短期大学と専門学校を足して2で割ったような学校で、コミカレではさまざまな職業の基礎を学ぶことが可能。例えば、旅行・ホテルなどホスピタリティ産業の基礎や、マーケティングの基礎を学べます。

コースや期間は多岐に渡りますが、2年間の通学でディプロマ(日本で言う短期大学卒業資格)を取得できれば、ポストスタディ・ワークパーミット(就労資格)を取得でき、最長3年間、カナダで働くことが可能です。

ディプロマという学位に加え、3年間の英語圏・カナダでの就労経験があれば、日本帰国後も英語を使う仕事が見つけやすくなるでしょう。

またカナダのコミカレや大学にはCo-opプログラムも。このプログラムは、コース参加中の1学期(または規定期間)、企業での有給インターンが単位認定されます。簡単に言えば「1学期間のアルバイトが単位になる」もので、働いて収入を得ながら単位も取得できる、留学生に嬉しいコース。社会人留学で十分貯金をしてカナダに留学したとしても、現地で収入があるのは嬉しいですよね。

留学前から、入学資格取得のために日本での英語の勉強が大切

魅力やメリットの多い社会人のカナダ進学留学ですが、もちろん現実の壁も。それが英語力で、TOEFL iBTテストで80以上の英語力がなければカナダのコミカレや大学への入学資格がありません。社会人として仕事で忙しい毎日でも、しっかりと日本での英語の勉強が必要なのです。

英語力が不足していても、カナダ現地の各学校の付属英語コースで語学力を上げ、その学校の規定レベルを終了することでもコミカレ・大学コース開始は可能ですが、英語コースに通う分、留学費用は増えます。

社会人になり、カナダの大学やカレッジへの進学留学を決めたら、自分の生活サイクルの中で1日最低2時間は英語の勉強時間を確保したいもの。留学前から英語力を身につけ、規定の入学資格レベルを事前にクリアすることが、進学留学の費用節約に最も大切です。

カナダのコミカレや大学を卒業、学位取得後にワークパーミットで最長3年の就労許可を得たら、カナダでの社会人生活が可能になります。

カナダなら、大学・カレッジ卒業後の永住権取得も夢ではありません!

そのままカナダで生活

ワークパーミットでカナダ現地での社会人生活を送っても、やがて滞在期限が迫ってきます。ただ、カナダへ進学、卒業後に就労していると永住権を申請・取得できる可能性もあります。

カナダの永住権はポイント制、中でもカナダでコミカレや大学に通い、かつその知識を活かして卒業後のワークパーミットで社会人経験もある場合は非常に有利。カナダで働き、社会人として現地で生活、日本よりもカナダで暮らしたいと感じる人もいるでしょう。

海外で暮らすことが夢だったという方には、その夢を叶えられるかもしれないカナダへの社会人留学。

最初に紹介した通り、日本で社会人として安定した仕事やキャリア、将来を変える決断にもなります。一人で考えるよりも、客観的な留学カウンセラーの意見も大事。ぜひ留学ランドの無料相談をご利用の上、社会人のカナダ留学を検討ください!

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